チクマホーム 勉強会 「サッシ」
先日 LIXIL様 より サッシについて勉強会をしていただきました。
弊社がご提供させていただいているお住まいですが、以前は「アルミと樹脂のハイブリットサッシ」が標準仕様でした。
このサッシも決して悪いサッシではございませんが、数値からみてしまうと、どうしてもオール樹脂サッシには敵いませんでした。
お客様からも樹脂サッシをご要望される方が増え、交渉に交渉を重ねて、今はYKK様LIXIL様ともに樹脂サッシを標準のラインナップに入れさせていただいております。
そんな中、昨年LIXIL様より発売いたしました「レガリス」のカットサンプルが入ったのでご案内したいとのお話を受け、勉強会を開催させていただきました。
この商品、以前からお噂は聞いていたのですが、需要は無いだろうとあまり気にはしておりませんでした。
実はこの「レガリス」なる商品ですが、熱還流率が0.55w/(㎡・K)なる数値で、壁とほぼ同等の数値です。
これはサッシとしたらすごい値なんです。
弊社が以前から標準採用していますLIXIL様のサーモスX(アルゴンガス入り)で1.52w/(㎡・K)、現在標準採用させていただいているエルスターSで1.30w/(㎡・K)と言う値ですから、その半分以下の数値になるわけです。
車で言ったらスーパーカーを越えたF1ですね!
壁の断熱材はとても気にされているのですが、「サッシはペアガラスが入っていればでいいよ」と言われるお客様がおられます。
でも実は暖かいお住まい造りに「サッシ」はとても重要な鍵を握っているのです。
国からも「外皮性能」を問われる時代になっておりますが、この外皮性能を上げるにもサッシが重要な役目を果たしております。
ところでこの「レガリス」なる商品ですが、ガラスを5枚の4層構造にして、枠のホロー構造まで断熱材を注入しております。
結果、“標高300M以上の地域は使えません!”
なぜかと申しますとガラスに圧が掛かって割れる恐れがあるからです。
すばらしい断熱性能を持ちながら、一番寒いこの地位で使えないのです。
長野県であれば使える地域は北安曇郡小谷村姫川、新潟県との県境あたりですね。
良い物だからどこでも使えるとはなかなかいかないものですね。
トリプルガラスをご希望されるお客様もおられますが、これも実は標高の高い地域では使えなかったりいたします。
今後のお住まい造りのご参考に、サッシの重要性もお考えください。
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